THANK YOU FOR YOUR SUPPORT

    

フライヤー(ご自由にお使いください)

JUN 15-16th 2017 @ TOKYO

山×キャンプ×野外教育

大会直前お友だち紹介キャンペーン
・今年も掘り出しもの満載チャリティーオークション
・海外発表6題参加者10名以上お台場で世界を体感

共同開催:Wilderness Risk Management Conference

Conference Terme 大会テーマ

Access 東京国際交流会館

Registration 参加申込

Program 大会要項

Call for Workshop ワークショップ発表申込(締め切りました)

学生助成規定(締め切りました)

Accommodation 宿泊

Exective Committee(実行委員会)

Odaiba Tourist Information in English, Chinese, Korean and Japanese

Keynote          Symposium    Workshop   Research Seminar

キーノート

6月15日10:30-12:00オープニングキーノート@国際交流会議場

スピーカー: 武川俊二 (公益社団法人日本山岳ガイド協会常務理事):1954年東京生まれ、山岳雑誌『岩と雪』『クライミングジャーナル』の編集に携わり、その後ソ連専門の山岳旅行会社を起す。1980年代に中央アジア・パミール、天山、アルタイ山脈、シベリア、カムチャッカなど未知の山域に踏み入る。1995年(社)日本アルパインガイド協会入会、2003年(社)日本山岳ガイド協会の設立に参画し、現在は専務理事として同協会の発展を牽引する。共著に『シベリア大冒険』『シベリア大自然』東京新聞出版局、『山と私の対話』筑摩書房刊。

講演要旨:このキーノートでは、まず武川氏のキャリアについて、学生時代、山岳雑誌編集時代、旧ソ連・東欧登山・辺境ガイド時代、シベリアにおける野外体験教育についてトレイスバックします。次に、日本山岳ガイド協会が実施する、「百万人の山と自然」キャンペーンと、山の「技術と安全のための公開講座」について、トムラウシ事故から現在までの流れ、及び公開講座が果たす今日的な役割について解説します。さらに、現在日本山岳ガイド協会が推進する「ガイド資格の国家資格化」について、その背景及び国内外からの意見を踏まえ、現在の準備状況と、最新の進捗状況をお伝えします。最後に、登山ガイド業界からみた、我が国の野外教育業界への期待と提言を行います。

6月15日15:30-17:00スペシャルキーノート@国際交流会議場

スピーカー:カーラ・ヘンダーソン(ノースキャロライナ州立大学終身名誉教授):長年全米の野外教育研究をリードし、全米キャンプ協会名誉賞(2015)、全米パーク・レクリエーション協会名誉賞など、野外教育、教育、研究に関する50余りもの賞を受賞する。著書には、国際的な『野外教育研究ハンドブック(2016)』を編者として主催する他、『キャンプカウンセリング(2012)』、『パーク・レクリエーションにおける質的研究(2006)』など、野外教育、研究に関する60編以上の書籍や、100編近い論文を発表するなど、世界の野外教育研究の最前線をリードする。現在は、ノースキャロライナ州立大学で終身教授の称号を得、親友と共に、世界各地のウィルダネスの旅行を楽しんでいる。

スピーカー:デボラ・ビアレスキー(全米キャンプ協会主任研究員):2005年にノースキャロライナ大学を引退し、その後長年にわたり、全米キャンプ協会の主任研究員、国際キャンプ連盟の調査研究委員会を主催するなど、世界のキャンプ研究をリードする。中でも、2001-2004年の4年間にわたるキャンプ効果の全米調査は、その後多くの研究に影響を与えている。それ以外にも、キャンプにおけるスタッフの成長やレジャー・レクリエーションにおけるジェンダーに関する数多くの研究・著書がある。現在は、地元のボランティア団体のサポートや、バンドン活動を楽しんだり、全米のウィルダネスを家族や友人と共に旅行している。

講演要旨:自然保護と人間の成長はすべての社会の未来にとって不可欠なものです。ウィルダネス教育や組織キャンプを行う団体や個人は、このゴールに向けて欠くことのできない存在です。このプレゼンテーションでは、日本とアメリカ、そしてその他の国際的な視点から、組織キャンプとウィルダネス教育について、野外倫理やリーダーシップを育成する手段として、その重なりについてお話しします。私たちはキャンプの価値というのは人間の発達における本質的な基盤であると信じています。そして、個人や文化のアイデンティティ両方にとって野外教育がどのように貢献できるのかという理解が必要です。私たちは、ウイルダネス教育と組織キャンプの両方の領域における「10のチャレンジとトレンド」、つまり、状況的学習、青少年の発達、リーダーシップ、その広がりや意味論、グローバライゼーションや社会的アイデンティティ、プログラムの質、環境やウイルダネスに関する倫理、野外プログラムの持続可能性、野外における社会的公正、研究アプローチと傾向についてお話します。さらに、研究者として、新しい知識を生み出すことがどのように野外プログラムやリーダーシップ、そして自然と密接に関わる人々の成長に貢献するのかという研究や評価の重要性についてお話しします。

↑トップへ

実行委員会企画

 

6月15日12:30〜14:00シンポジウム「キャンプ×ウィルダネス」@国際交流会議場

コーディネーター:阪田晃一(公益財団法人神戸YMCA
国際的には、歴史上に異なった起源をもつ組織キャンプとウィルダネス教育が、日本の自然、文化、歴史、社会、教育の中で融合することにより、我が国独自の野外教育の在り方を提案します。パネラーには、組織キャンプ、ウィルダネス教育のいずれにも精通した、一流の実践者、教育者、研究者が登壇します。
白鳥 裕之(公益財団法人日本YMCA同盟国際青少年センター東山荘
足元の身近な自然から、富士山の雄大な自然をフィールドにした東山荘ネイチャープログラムの合言葉は「どんな天気もいい天気」「どんな時でも諦めない」「どんな時でも楽しもう」です。これら合言葉を実感できる経験(=思い通りにならないことが「失敗」ではない経験)を増やすことは、自分を取り巻くものすべてが生き生きと感じられることに繋がるのではないでしょうか。毎年6割以上がリピーターの「こども富士登山キャンプ」での事例から、自然の中での体験や感動の共有を通して人と人、人と自然の真の出会いが育まれることをご紹介します。
難波克己(玉川大学TAPセンターセンター長)
1979年のアメリカ留学における、NOLS〜Project ID〜OBS〜PAとの出会いが自分の生き方に大きな影響を与えた。それらの世界で体験したエッセンスは是非とも日本の青少年にも体験して欲しいもの。野外教育、自然体験活動、環境教育、アドベンチャー教育、そしてWilderness Educationと研究・実践がされてきているが、日本の文化の中でどこに進んでいくのか?現在の社会と世界だからこそ「何をしているのか?」「なぜやっているのか?」を考えたい。この領域は益々必要になってくると思う、自分にとっては本当のグルーバル教育であり、人づくりが最も大切だと思うから。
岡村泰斗(幼少年キャンプ研究会副代表)
我が国は古来より山野を自己研鑚、自己鍛錬の場として活用してきた歴史があります。また、我が国の国土は70%以上の山林面積、世界第6位の海岸線の長さを持ち、北の流氷から南の珊瑚礁までと、世界でも類を見ない多様で豊かな自然環境を有します。また、都市部で組織キャンプが発達したアメリカと異なり、我が国の多くの野外活動施設が、里山エリアに位置し、自然環境へのアクセスもよく、都市と自然との学びの架け橋となる可能性を秘めています。この発表では、幼少年キャンプ研究会で行われているウィルダネスプログラムを導入した組織キャンプの事例を紹介し、我が国独自のウィルダネスとキャンプとの融合とその相乗効果を探ります。

6月15日14:00〜15:30WEAJチャンネル@国際交流会議場

1.「100億を目指すアウトドア事業について」
古谷繁明(Encourage Inc. CEO)
2.「児童養護施設の子どもたちに自然体験が果たす役割(仮)」
岡田沙織(NPO法人若者メンタルサポート協会理事長)
3.「6000の無人島を活かした野外教育ビジネスの創造(仮)」
梶海斗(株式会社ジョブライブCEO)
4.「自然災害からの復興、地域再生のために野外教育ができること(仮)」
島崎晋亮(NPO法人信州アウトドアプロジェクト代表)
5.「LNTがキャンプ・ウィルダネス・社会・未来をつなぐ:KEEN EFFECTの報告より」
阪田晃一(公益社団法人神戸YMCA余島キャンプディレクター)

↑トップへ

ワークショップ

6月15日12:30-14:00"Design Aesthetics for Institutions of Wilderness Education"野外教育団体の視覚的表現を考える@メディアホール

Xiaolu Sun, Chunyan Candy Zhou, Riko Tomiyama, Hinako Uehara, Philip Wang (Kent University) US
このワークショップでは、野外教育団体におけるロゴなどの視覚的表現とブランドパーソナリティーについて考えます。アメリカの国立公園や、日米のアウトドアメーカーのロゴを分析し、ウィルダネスの哲学、団体のミッションをどう伝えたらよいか理解します。さらに、視覚的表現とブランドパーソナリティーの調和をどのように保つのか議論します。

6月15日14:00-15:30 "Culture Understanding Involving in Wilderness/Outdoor Education: Parent-Child Workshop in Chongqing Bayu Cultivation Culture Museum"重慶巴渝農耕文化博物館の親子野外教育プログラムにおける文化理解@メディアホール

Li Xueyin(Southwest University of China)/ Liu Yingsheng(Chongqing Bayu Cultivation Culture Museum)/Wang Qianyu(Southwest University of China)/ Zhou Chunyan(Chongqing Normal University)/Zhong Jiayang (Suzhou Singapore International School)中国
自然には自然科学に基づく普遍の自然と、文化的背景によって異なる内なる自然があります。中国では、二十四節気を用いるため、他の国とは異なった自然観があります。このワークショップでは、重慶巴渝農耕文化博物館で行われている野外教育プログラムを紹介し、野外教育における文化理解に重要性を考えます。また藁ドラゴンを実際につくり、日本と中国の野外文化の重要性について楽しみながら理解します。

↑トップへ

リサーチゼミナール

6月15日12:30-15:30 リサーチゼミナール@ホワイエ

"ASE参加者が得た主観的恩恵(修士論文)"
田渕洋勝(大阪体育大学大学院)
ASEは野外教育分野において広く行われており、研究においても一定の成果が挙げられています。しかし、ASEの研究は、既存の評価方法を用いていることが多く、ASEが参加者にもたらす恩恵を探り切れていない可能性があります。そこで本研究では、ASEから得られる恩恵について質的にアプローチし、学習者の気づきや学びを抽出することで、ASEの効果や得られる気づき・感覚を整理することができ、今後のASE研究の一助となると考えられます。
"Leader of the dayシステムがが集団効力感に及ぼす効果(修士論文)"
堀松雅博(仙台大学大学院)
WEAの指導者養成カリキュラムの中に「Leader of the day」というシステムがある。このシステムを用いてプログラムを進めることで、状況にあった柔軟なリーダーシップを発揮することができる。WEAのコースの中で根幹となるカリキュラムであり、その効果は臨床的には実証されているが、LODシステムに関する実験的な論文は見当たっておらず、システムの有効性を検討する必要があると思われる。そこで、大学キャンプ実習にLODシステムを導入し、集団効力感を用いてLODシステムの有効性を検討することとする。
"ASE体験が参加者の態度や対人関係に及ぼす影響(卒業論文)"
下山秀登(北翔大学生涯スポーツ学部)
本研究は「ASEを体験する事によってどのような気持ちの変容が起こるのか」、「ASEを体験する事によって、対人関係に影響があるのか」を明らかにするために、ASEが参加者の他者に対する態度や対人関係に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。対象は、6月3日-4日に行われるASEキャンプ参加大学生約20名と、9月1日-14日に渡って行われる野外教育実習参加学生約160名を予定している。調査内容については、対人関係の変容を明らかにする尺度として、友人関係測定尺度(吉岡、2001)、改訂版友人関係機能尺度(丹野、2008)、他者意識尺度(辻、1993)を検討している。さらに、対人関係の変化が顕著に出た者に対して、半構造化インタビューを実施し、どのような気持ちの変容があったのか調査する。
"自然体験活動が社会人基礎力に及ぼす影響(博士論文)"
徳田真彦(北翔大学)
本研究では、自然体験活動参加者の社会人基礎力の変容を多角的に明らかにし、社会人基礎力を育成する体験について検証することである。具体的には、①自然体験活動において社会人基礎力がどのように変容するのかを明らかにする(性差、自然環境、キャンプ体制など多角的な視点から検証する)。②継続的な自然体験活動への参加による社会人基礎力の変容を明らかにする。③キャンプ活動のどのような体験が社会人基礎力の育成に影響を与えているのかを検証する。
 "新入生ウィルダネスオリエンテーションプログラムの効果"
グアン・ジャン・ウー(国立台湾体育大,台湾)
このワークショップではウィルダネスプログラムを導入したRookies Outdoor Orientation Trip (ROOT)の効果の情報交換をします。参加者のふりかえりシートと、4ヶ月後の集団面接により、効果を明らかにしました。その結果、参加者は集団意識、達成感、登山知識、自己成長、忍耐力にROOTの効果を感じていた。4ヶ月後の調査では、クラスメイト、上級生、教員との関係性の強化、忍耐力の強化、コンフォートゾーンの拡大、自信の向上に効果の維持が認められた。
"From Wilderness to Welness"ウィルダネスと健康の関係
Chunyan Candy Zhou, Riko Tomiyama, Hinako Uehara, Philip Wang(Kent University, US)
この研究では、健康とは何かを探求し、ウィルダネス体験がいかに健康に価値があるか明らかにします。ウィルダネス教育の社会的、哲学的目的、ウィルダネス教育と健康の関係と共通性について検証します。

↑トップへ

ウィルダネスリスクマネジメントカンファレンス

主管:Wilderness Risk Management Japan設立準備委員会
Wilderness Education Association Japan共同開催
2017年6月16日(金)@東京国際交流館4階