11月24日~29日に長野県北信エリアにおいて、WEAプロショートコース(アドバンス)が開催されました。まさに晩秋から初冬への一変する北信のウィルダネスのなかで、明日のWEAJを担う5名の指導者が生まれました。
Outdoor Leader
田渕洋勝(大阪体育大学)
久田竜太(大阪体育大学)
Outdoor Educator
高山昌紀(Asobenture Life Japan)
島崎晋亮(信州アウトドアプロジェクト)
森本弘太(福岡YMCA)
Instructor
岡村泰斗(backcountry classroom Inc.)
徳田真彦(大阪体育大学)
11月24日
シーズンオフの戸隠牧場でコースをスタート。リーダー受験者、エデュケーター受験者のがちのOLS対決。9月コースで不十分だった、T食料計画、水の浄化を、リーダー受験者2名からティーチングしてもらい、エデュケーター受験者のティーチングクラスのイメージをふくらませました。
11月25日LOD:久田/森本
5日間の北信エクスペディションに出発。まずは黒姫を超えて、一日目のビバークサイト夢見平に。ロングトレイル、降雪、疲労などで、LODにはなかなか難しい判断がせまられました。夢見平では風雪も強まり、遠征にあやしい雲行き。この日の夜は、ディジョンメイキングのティーチングクラスを行い、全員で撤退を決定しました。まさにティーチャブルモーメント。
11月26日LOD:田渕/島崎
雲ノ平から妙高杉ノ原までの15km林道を下山。2つ玉低気圧の疑似晴天をぬっての下山。まさに神がかり的タイミング。急きょ国立妙高自然に家の全面的な協力のもと、なんと講師室を全面開放し、コースを再開。この日の夜も、ディシジョンメイキングのスキルを活用し、残りのコースの修正計画を立てました。
11月27日LOD:久田/高山
エデュケーター組のリーダーシップとグループダイナミクスのティーチングクラスと、急きょWMTCの一次救命スキルラボを行いました。夕食前に中間評価を行い、それぞれのリーダーシップとティーチングの到達目標の再設定を行い、気持ちも新たにコース後半戦に臨む準備を整えました。そしてこの日の夜は、WEAJ史上に残る「最強バカ決定戦」。岡村が前夜創り上げた約100問の自然誌、文化誌に関するテストを行い、珍回答続出で、爆笑連続の答え合わせとなりました。
11月28日LOD田渕/島崎
午前中は、リスクマネージメントの一環で、アンカースキルラボ、ビレースキルラボを行いました。午後は、森本のプロセッシングと、久田のエクスペディションビヘイビで最後のチーチングクラス。だいぶSPECモデルが落とし込めてきました。夜はWEA&WEAJヒストリー。明日はいよいよback to wilderness。遠征の準備と計画も完ぺきです。
11月29日LOD:久田/森本
妙高山目指してのファイナルエクスペディション。不慣れなラッセルに思いの他時間をとられ、無念の途中下山。下山後は北信の秘湯燕温泉に。山頂には行けませんでしたけど、全員で雪の妙高を堪能しました。一路戸隠山里に移動し、最終評価とコース修了式。山里のおいしい夕食も手伝って、すばらしいクロージングとなりました。