【特 典】
全米の野外指導者の資格を公認するウィルダネス教育協会 (WEA) の「野外指導者(Outdoor Leader)」の資格を取得でき、さらに、一定の経歴を満たす参加者に対しては資格認定コースの指導者となる「野外教育者(Outdoor Educator)」にトライできる最初で最後のコースです。通常は3週間かかるところを、今回は、野外指導経験がある人を対象として、10日間でカリキュラムを組んでいます。このコースの目的は、日本の野外指導者がWEAの資格を取得し、日本の学生にWEAカリキュラムを指導する準備をしてもらうことです。コースは、アメリカの野外指導者を目指す学生と1:1の割合で参加し、共にトレーニングを受けます。さらに今回に限り、通訳のできるWEAリーダーが参加し、みなさんの学習を支援します。コース終了後、みなさんは、国際登録野外指導者(International Registry of Outdoor Education: IROL)に加入し、スキルや資格の獲得状況を、オンラインのポートフォリオ(個人記録表)に登録します。日本の野外指導者は、このコースで得た学びや、日本での過去の経験をもとに、各自のポートフォリオを日本語で作成します。ポートフォリオが完成後、WEAの評価委員によって、資格認定が審査されます。資格認定後、WEAに登録し、日本でWEAの指導者養成ができるようになります。
1 WEAの国際資格を取ることができます。
2 日本の野外指導者向けにデザインされています。
3 10日間の超短期コースです。
4 クラス(授業)には日本語の通訳がつきます。
5 日本語でポートフォリオ(個人記録表)を作成することができます。
6 アメリカの野外専攻学生と国際交流ができます。
7 野外救急法(WFA)の資格を無料でとることができます。
8 希望者には主催のラドフォード大学からの招聘状を発行します。
【スケジュール】
3月8日-10日:8日にバージニア州Roanoke空港に到着して下さい。その後Selu自然保護センターでベースキャンプを設置し、遠征の準備をします。
3月11日-15日:有名なアパラチアントレイルをトレッキングしながら、WEAのカリキュラムを体験します。山の中でハイキング技術や指導法などの様々な授業(クラス)を行います。
3月16日-17日:Selu自然保護センターに戻り、最終評価とクロージングパーティーを行います。17日にはRoanoke空港から出発することができます。
※Roanoke空港からSelu自然保護センターまでの送迎はこちらで手配します。
※コース前後に余裕を持って現地に滞在したい方や、Radford Universityを訪問したい方は、お気軽にご相談下さい。送迎、ガイド等できる範囲で対応いたします。
【WEAカリキュラム】
コースを通じて以下の6つの野外指導者スキルについて学びます。
1.野外生活技術
2.山行計画
3.安全管理
4.リーダーシップ
5.環境配慮
6.指導法
※これらのスキルのベースとなる7.判断力についても総合的に学習します。コースに合わせたフィールドテキストを特別に作成します。参考文献Backcountry Classroom。
【講 師】
○マーク・ワグスタッフ,Ed.D.,ラドフォード大学教授,WEAインストラクター,Backcountry Classroom共著者.
○クリス・キャッセル, Ed.D.,オクラホマ州立大学名誉教授,WEAインストラクター,WEA元会長.
○アンジャ・ホワイティントン, Ed.D.,ラドフォード大学助教,WFAインストラクター.
○ジャック・ドルーリー,M.S.,WEAインストラクター,WEA元会長, Backcountry Classroom筆頭著者.
○岡村泰斗,Ph.D.,backcountry classroom Inc.代表取締役,WEAアウトドアリーダー.
【参加費/装備】
参加費には次の費用が含まれます。期間中の食費/アメリカ国内の交通費/団体装備の消耗品費/コースの教材費/IROLの登録費/ポートフォリオ翻訳費
※参加者は、次の装備を準備して下さい(詳しくは後日実施要項参照)。服装、スリーピングバック&パッド、レインコート、食器&武器、バックパック、登山靴、ヘッドランプ等
【WEA Outdoor Educator申請基準】
Outdoor Educator資格への申請は以下の経歴を基準とします(※詳細は事務局まで)。
1.4泊以上のウィルダネストリップを個人的にしたことがある。
2.教育を目的とした2泊以上のウィルダネストリップに参加者を引率したことがある。
3.10年以上野外指導に従事し、196日以上の指導実績がある。
4.ウィルダネストリップを含むコースの責任者をしたことがある。
【野外救急法(WFA)資格取得】
WEAの資格を取得するためには、Wilderness First Aid (野外救急法)の資格が必要です。今回特別にPro Short Courseの直前に2日間のWFA取得コースを以下の内容で開催します。このチャンスをお見逃しなく。日程:3月7-8日/場所:ラドフォード大学/宿泊:Selu自然保護センター/費用:無料。/到着:3月6日Roanoke空港※会場までこちらで送迎いたします。/最少催行:日本人6名 ※最少催行に満たず現地開催ができなかった場合、国内で資格取得をサポート(有料)いたします。
【申込方法/国内問合】
1)申込方法:www.weaj.jpより、2013年1月11日(金)までに申し込んで下さい。※万が一定員を超えた場合は、次の優先順位で参加を決定します。1)野外指導に従事する社会人、2)野外指導を専攻する大学院生、3)野外指導を専攻する大学生、4)野外指導に従事する学生、5)申込順
2)参加費振込:以下の口座に参加費を1月31日(木)までに振り込んで下さい。
みずほ銀行玉川学園前支店(普)1042178
WILDERNESS EDUCATION ASSOC.
3)問合せ:WEA設立準備委員会事務局
3003253茨城県つくば市大曽根3765-4
backcountty classroom Inc.内
Tel:029-895-3775
Mail:office@weaj.jp
URL:www.weaj.jp
【現地情報】
期間中のバージニア州の天気は変化に富んでいます。アパラチアン山脈は早い春を迎えます。平均最低気温は-1度、平均最高気温は12度で、-2度〜23度の気温差があります。そのため、雪、雨、暑さなどのさまざまな天候が予想されます。遠征は762mから1572mの標高で行われます。アパラチアン・トレイルの難易度は様々で、どれも快適に登山を楽しむことができます。ただし、このコースの目的は、「教育」ですので、一日の移動距離は少なく、時には移動が無いときもあります。多くの時間を、体験学習法を用いたWEAカリキュラムを学ぶ時間に使います。さらに、コースにはラドフォード大学の学生も参加し、国際交流体験の場ともなるでしょう。コースは、ラドフォード大学の附属であり、宿泊施設や教室のなどの整っているSelu自然保護センターからスタートし、同センターにて終了します。
【アパラチアントレイル】
コースは有名な全長3500kmのアパラチアン・トレイルの一部で行います。このエリアは、アメリカ東部で国が所有する公園としては最大のジェファーソン/ジョージ・ワシントン国立森林公園に含まれます。180万エーカーを有するこの森林公園では、美しいアパラチアン山脈の山並みと広葉樹林の森を体験できます。