野外指導者とは、自然環境の中で、安全を確保し、環境へのインパクトを最小限にし、参加者の体験の質を維持することのできるプロフェッショナルである。
ポール・ペッツォ
WEA創設者
私たちは、野外体験の質を保証し、より良い効果を得るためには、参加者の安全を管理し、環境を保護し、効果的な意思決定を行う判断力をもつ野外指導の専門家の存在が不可欠であると信じています。そのために、野外指導者の国際的な基準を開発し、スタンダードに基づいた教育プログラムを提供し、トレーニングを受けた指導者及び団体に対する認証プログラムを管理します。
ミッション
野外指導者のスタンダード(基準)、トレーニング(教育)、クレデンシャル(認証)を通じて、野外指導の専門性を確立する。
ビジョン
・全ての野外活動の参加者が、国際基準に基づいた質の高い野外体験を受けることができる。
・全ての野外指導者が、国際基準に基づいた質の高い教育を受けることができる。
・全ての野外事業者が、国際基準に基づいた指導者を通じ、質の高い野外体験を提供することができる。
アクション
・WEAと連携し、国際基準に基づいた基準、教育体系、認証制度を維持する。
・野外指導者及び野外指導を目指す候補生に対して、社会的役割に応じたWEAコースを提供する。
・野外指導者を育成する教育機関の課程認定を通じ、国際基準を満たした野外指導者養成機関として公認する。
・カンファレンスを通じて、国際的な最新情報を提供すると共に、国内外の野外指導者の情報交換の場を提供する。
・各種指導者研修プログラムを通じて、野外指導者の資質の向上と維持を図る。
・ポートフォリオを通じて、野外指導者の資格の管理と、WEAコースの質を保証する。
・野外指導に関わる団体と連携、提携を通じて、野外指導業界の専門性の確立を目指す。
ヒストリ
1965年、アウトワードバウンドコロラドの初代チーフインストラクターであったポール・ペッツォは、大自然の中で、冒険プログラムを提供できる有能な野外指導者の必要性から、全米野外指導者学校(National Outdoor Leadership School: NOLS)を設立した。その後、野外指導の専門性の確立と発展のために、大学教育における野外指導者の育成が不可欠と考え、西イリノイ大学のフランク・ラプトン、ロバート・クリスティー、チャールズ・グレゴリーらと協議し、環境を保護し、将来のためにウィルダネス環境を維持することのできる野外指導者を育成するために、Wilderness Education Association: WEAを設立した。
それから、約30年を経て、野外指導を取り巻く社会状況や教育環境は大きく変化した。2009年、WEAはそれらの変化に対応するために、それまで全米の基準となっていた18ポイントカリキュラムから、より柔軟な教育課程を計画できる、6+1カリキュラムを再構築した。また、それまでの野外指導者の育成団体から、養成機関の認定団体へと進化し、国際野外教育者・指導者登録システム(International Registry of Outdoor Educators and Leaders)を設立した。

WEAJ小史
2002 奈良教育大学主催により国内で初めてWEAワークショップが開催される。
2003 奈良教育大学とオクラホマ州立大学の共催によりワイオミング州にて日米の学生を対象としたWEAナショナルスタンダードコースが開催される。
2004 奈良教育大学とオクラホマ州立大学の共催により長野県にて日米の学生を対象としたWEAショートコースが開催される。
2012 国内の野外指導者の有志により、東京YWCA野尻キャンプにて、国内の野外指導者を対象に、WEAプロフェッショナルワークショップが開催される。
2013 WEAJ設立準備委員会とラドフォード大学の共催により、アパラチアントレイルにて、国内の野外指導者を対象に、WEAアウトドアエデュケーター・リーダーコースが開催される。
2013 WEAJがWEAの団体メンバーとして設立する。
2018 WEAJが世界で初めてWEAの同盟団体となる。
2021 WEAJよりLNTJが独立する。
2022 COEクリニックが国内で初めて開催される。
