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WEAJ公認ベーシック・アドバンスコースマニュアル

WEAJ公認ベーシック・アドバンスコースマニュアル

(前文)
第1条 一般社団法人Wilderness Education Association Japan(以下WEAJ)が主催するWEA Outdoor Leader Course(以下コース)において、Wilderness Education Association(以下WEA)が示すコース規定に準拠し、カリキュラムを2つの分割し、適正に運用するために、この規定を設ける。
2 コースを2つに分割することは、参加者の単一期間で拘束期間と経費の負担を軽減するために、必要である。
3 分割されたコースは、それぞれ独立したカリキュラムから構成されるが、連続的な学習習熟を前提として指導されるべきである。そのため、2つのコースを修了した時点で、WEAカリキュラムが補完されるよう、コースデザイン、指導を柔軟に行う必要がある。
4 連続コースと分割コースを受講した生徒に学習上の不利益があってはならない。

(コースの概要)
第2条 コースは、ベイシックコースと、アドバンスコースの2つとする。
2 ベイシックコースは、最少日数を5日間とし、2泊3日以上のウィルダネスエクスペディションを導入する。
3 アドバンスコースは、最少日数を7日間とし、4泊5日以上のウィルダネスエクスペディションを導入する。

(ベイシックコースのカリキュラム)
第3条 ベイシックコースには以下のカリキュラムを導入する。また、それぞれのカリキュラムの指導には、ティーチングクラスを原則として、1人につき2回(原則:野外生活技術/LNT)導入する。
1)野外生活技術
必須
・バックパッキング
・キャンプサイト選択
・山のトイレ
・服装の選択
・野外調理
・ロープワーク
・ナビゲーション
・衛生管理
・水の浄化
・ハイキングテクニック
選択
・ベイジング
・たき火
・天候
2)遠征計画
必須
・食料計画
・装備計画
・トリッププランニング
3)リーダーシップ
必須
・LODシステム
選択
・LODのふりかえりの内容に応じ、理論を解説する。
4)リスクマネジメント
選択
・LODのトリッププラン/ふりかえりの内容に応じ、テクニック、理論を解説する。
・ガイドロープ、スリングセットを用いたセイフティーテクニックを適宜導入する。
・ツェルトを用いた緊急ビバークを適宜導入する。
5)環境スキル
必須
・LNT7原則
選択
・自然解説を山行に応じて適宜導入する。
6)教育
必須
・教授法(SPECモデル)
・フィードバック
選択
・LODのふりかえりの内容に応じ、理論を解説する。
7)判断
選択
・LODのふりかえりの内容に応じ、理論を解説する。

(アドバンスコースのカリキュラム)
第4条 アドバンスコースには以下のカリキュラムを導入する。また、それぞれのカリキュラムの指導には、ティーチングクラスを原則として1人につき2回(原則:リーダーシップ/自然解説)導入する。
2 以下の必須カリキュラムとする。
1)野外生活技術
選択
可能であれば以下を導入する。
・ベイジング
・たき火
・天候
その他、参加者の成熟度に応じ、適宜指導する。
2)遠征計画
選択
・参加者の成熟度に応じ、適宜指導する。
3)リーダーシップ
必須
・リーダーシップスタイル
・グループダイナミクス
・エクスペディションビヘイビア
・チームワーク
・コミュニケーション
・集団マネジメント
・LODのリーダーシップについて、上記の理論を活用し、より高度なレベルで、適宜指導を行う。
選択
・その他のリーダーシップ理論を適宜導入する。
4)リスクマネジメント
必須
・リスクマネジメントプラン
・危機対応
・基本的なビレー、アンカー構築
・ツェルト緊急ビバーク
選択
・ロープレスキュー
・野外救急法
5)環境スキル
必須
・自然解説
選択
・環境教育
・LNTのテクニックを適宜導入する。
6)教育
必須
・教授法(SPECモデル)、フィードバックについて、参加者の成熟度に応じて、より高度なレベルで、適宜指導を行う。
・WEA/WEAJ歴史
選択
・ファシリテーション
・プロセッシング
・体験学習法
・野外教育歴史
・その他、教育理論をティーチングクラスの内容に応じて適宜導入する。
7)判断
必須
・問題解決
・意志決定
・集団及びLODの判断について、上記の理論を活用し、より高度なレベルで、適宜指導を行う。

(アドバンスコースの参加条件)
第5条 アドバンスコースに参加するものは、ベイシックコースを修了した年度より、2ヶ年度を越えないうちに、受講しなければならい。
2 ベイシックコースを修了した年度より、2ヶ年度を越えてしまうと、原則としてアドバンスコースを受講することはできない。

(コースの評価)
第6条 いずれのコースもWEAカリキュラムに基づいて評価しなければならない。
2 ベイシックコースで評価の基準がない場合は、n/a(不要)と評価する。
3 アドバンスコースのインストラクターは、原則としてn/aのないように評価をする。
4 アドバンスコースのインストラクターは、ベイシックコースのカリキュラムも再評価する。

(コースの修了書)
第7条 いずれのコースもコース内容を正確に示す修了書を発行する。
2 修了書には以下の内容を明示する。それ以外の記載内容/フォーマットは認定者の任意とする。
・団体名WEAJ
・資格名(アウトドアリーダー)
・コースタイプ(ベイシックコース/アドバンスコース)
・修了者
・認定者
・年月日
3 ベイシックコースとアドバンスコースに連続して参加する受講者に対しては、ベイシックコースの修了書を割愛することができ、コース修了時の修了書へのコースタイプ(ベイシックコース/アドバンスコース)の記載を任意とする。
4 アドバンスコース修了者に対しては、コース修了時の修了書へのコースタイプ(アドバンスコース)の記載を任意とする。

(IROELへの登録)
第8条 ベイシックコースを受講するものは、IROELに登録し、WEAのメンバーシップを維持しなければならない。
2 ベイシックコースの評価及び修了書をIROELのアップデートしなければならない。
3 アドバンスコースを受講するときに、IROELのアカウントを維持していなければならない。
4 アドバンスコースのインストラクターは、受講者のIROELにアクセスし、事前に受講者の学習段階を十分に理解しなければならない。

(資格審査)
第9条 アドバンスコースを修了した受講者で、規定の野外救急法の資格を満たしたものは、WEAJの資格審査委員会に、資格審査を申請することができる。

(附則)
第10条 本規定は、WEAJ主催のWEAアウトドアリーダーコースを適正に運用することを目的としており、他の課程認定団体のコースデザインを規定するものではない。

制定 平成28年5月2日

改訂 平成29年6月14日