2019 AORE/WEA Joint Conference Report

10月22-28日にかけて、AOREとの初のコラボとなるWEAカンファレンスへの参加と、全米キャンプ協会の調査研究委員の交流、野外救急法のリフレッシュなどに参加してきました。

インターナショナルアウトドアフレンドシップミーティング
10月23日@ユタ大学パーク&レクリエーション
参加者:Karla Henderson, Deb Bialeschki, Jim Sibthorp, Taito Okamura, Aya hayashi, Terri Zhu, Ye Jing Wei
全米キャンプ協会の調査研究委員会のためにユタ大学に訪れてカーラ、デブ、ジムと合流し、野外に関する情報交換会を行いました。たまたま実現した会ですが、3名ともアメリカの野外研究を牽引する第一人者たち。フランクながら、中身の濃い話し合いができました。アブストラクトはこちら、録音もあるので、その内容はいつかWEAJフォルクの皆さんに還元いたします。
そのジムの案内でユタ大学の野外をはじめとする施設を見学しました。アメリカの大学には、キャンパスレクリエーションという部局があり、学生や、地域住民のレクリエーションをサポートしています。ユタ大学の施設の全米でもピカイチ。並みのレンタル業者顔負けです。レンタルだけではなく、年間を通じて各種アウトドアトリップが企画されており、野外専攻生の指導経験と学費のサポートの場となっています。さらに、キャンパス内には、学生のベンチャー企業が入居できるオフィスビルが寄付により建てられていました。その中には個別のオフィスの他、会議室、作業工房などがあり、こちらも都内のオフィスビル顔負けの設備。こういう環境で、アメリカの学生たちは力をつけていくのですね。

AORE/WEA JOINT CONFERENCE
10月24-26日@スノーバードスキーリゾート
キャンパスレクリエーションの野外関係者や大学の野外のファカルティを中心としとするAssociation for Outdoor Recreation & Education: AOREとの初のジョイントカンファレンス。約1000人参加者、約100題のワークショップ、約50社の展示ブースなど、全米の野外カンファレスとしては最大規模で行われました。ワークショップの題目、要旨に関してはこちら。今回林さんの研究発表が採用となりWEAJからはポスター発表が一つありました。カンファンスの最後に行われた、WEAの総会では、WEAとWEAJのアラインアンス(同盟)協定の調印式が行われ、WEAJがいよいと独立した組織としてWEAカリキュラムを運用していく組織となりました。改めて身の引き締まるカンファレンスとなりました。

WMTC Recert-WFR Course
10月27-28日@ウェストミンスター大学
カンファレンスのポストプログラムとして行われたWFRの更新コースに、岡村とテリーが参加してきました。岡村は、3年ぶりにアメリカのコースに参加し、ティーチングスキルのリフレッシュとなりました。インストラクターは日本で最初のWFRコースを指導してくれたティアナでした。当たり前といえば当たり前ですが、今自分が指導していることと、全く同じことがアメリカで行われていると思うと、なんとも言えない気持ちよさと、改めてスタンダードの重要性を実感しました。コースはクリスチャン系の美しいキャンパスと、紅葉真っ盛りの木立の中で、救急法の講習とは思えないほど美しい自然に囲まれて行われました。

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