紺野祐樹(日本セーフティーパドリング協会)
LNTの原則2『影響の少ない場所での活動』。水の上はそのフィールドに影響を与えることが少ないとっておきの場所になります。水の上に浮かんで活動することができるカヤックなどのパドリング用の乗り物はその代表です。岸辺にいる生き物との距離も適正に保てますし、何より静かに移動することも可能になります。ただし、そのためには自分の意志でその乗り物を操作し、なるべく音が出なように漕ぎ、移動する必要があります。
反面、乗り降りをするときには湿った土地を通らないといけない場合が多く、そこの植生を痛めてしまう可能性がありますし、カヤックは色とりどりで、漕ぐ場所にもよりますが多くの人数や艇数で行動することができると思われていますので、周りのその水辺に遊びに来た人にとってはとても目障りな存在になってしまうかもしれません。
今回このエクスカーションを担当する日本セーフティパドリング協会(JSPA)では、上記メリット・デメリットを踏まえながら、自然の中に入っていくためのパドリングスキルの準備や出艇下艇の際に考えないといけないことを参加したメンバーと検証し、湖面では自分の意志で静かに漕ぐを目標に網走湖に漕ぎ出したいと思います!北海道ならではの生き物に水面から出会いに行きましょう!!!
【条件】
①服装/持ち物:濡れても良い服装、シューズ、レインウェア
②経験:カヌー初心者から上級者まで楽しめます。どなたでも参加可能です。